シンガポールでのお買い物
いちばんテンション上がったのは、やっぱりこれら!
薬膳では漢方薬にも使われる生薬でもあり、食材でもあるものは『食薬』と言います。
薬食同源の国は、
この『食薬』のストライクゾーンが日本より広い。
これは薬事法の絡みもありますが、
昔から食文化に近いか否かにもよります。
ネットでは手に入るもの、
また海外で買えるものがあっても、
どうやって使ったらいいのかわからないと意味がないですしね。
こちらは↑ 「桂圓肉」と書いてありますが、
生薬名では「竜眼肉(りゅうがんにく)」と言う方が主流
漢方では「血」を補う働きがある養血薬に分類されます。
と言っても、お味はドライフルーツのよう。
産地によって、大きさ、色、固さが違いますが、こちらはタイ産です。
ソウルの漢方薬局でいつも買うものもタイ産で「これが一番上質です」とおっしゃっていました。
漢方での体内の『血』のはたらきは、
栄養と潤いを与え、
漢方で言う精神活動である「記憶」「思考」「睡眠」「情緒」の活動を支えています。
「血」の不足である血虚(けっきょ)の症状は、もちろんこれらに不調があらわれるわけです。
なんせ「血」は、心身に栄養と潤いを与えるのですから
肌、髪、爪など、女性が美しさをKeepしたいところにも大いに影響があります。
心もカスカスに枯れてささくれると、
自分もしんどく、周りの人とも不調和を起こしかねません。
養血薬である「竜眼肉」は、
気血不足の倦怠感、無気力、不眠、健忘に良いとされ、
気持ちを安定させる安神作用
そして胃腸の機能を支える「脾気」を高めるので食欲不振などの胃腸ケアにも適します。
日本ではネットや中華街では買えますが、
棗やクコよりかは手に入りにくい「食薬」
薬膳Salonでは、美容と健康に良い薬膳スイーツや薬膳茶としてレッスンでご紹介しています。
4月のレッスン2『血を巡らす薬膳』のレッスンメニューより
薬膳コンポートと薬膳茶
気血を補い巡らす『美容薬膳茶』
お味も良くて、レッスンでは毎回大好評でした!
この薬膳茶は昨年のVOGUE JAPAN5月号でも掲載されました
余談ですが、
発売当時こちらの男性モデルはモッくん(本木雅弘さん)の息子さんだって知らなかった(笑)
薬膳でアジアン・インナーケア
2月のレッスン『使える生薬』でご紹介した高麗人参のポタージュはレシピも掲載しました↓
コロナウイルスの収束がまだ見えない日々で不安もあるかと思います。
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