嬉野温泉で体験した「茶泊」=Tea Butler
ゲスト1組に対して1名のティーバトラーが付き
滞在中のお茶の世話すべてを行ってもらえる
他にはない新体験プログラムです。
和多屋別荘内にある水明荘にチェックイン後
Welcome Drinkを兼ねたThe Tea Salonを体験
そのあとは温泉とお部屋でゆっくりして、部屋食Dinnerのティーペアリングがスタート
お食事が始まる前に運ばれて来たのがこちら…
氷出し茶に自分で氷を入れる儀式!
これは食後に飲むためのものです…と
ティーペアリングへのワクワク感が高まりました。
食前茶は副島園の東方美人
東方美人と言えば台湾烏龍茶ですが
副島園が春摘みの新芽で造られたもので、
ウンカが噛んだ茶葉ではないものの、香りも味もとても素晴らしい東方美人
まさか国産だとは驚きでした。
購入したいな~と思ったのですが
副島園のHPでも販売されていない貴重な東方美人でした。
ティーペアリング1つ目のお茶から美味しい!
東方美人にテンションが上がって
先付のとても美味しかった真菰筍のロースト&海老、金華ハムのジュレ
写真撮り忘れ。。。
続いて先吸
嬉野温泉らしい
湯葉巾着入り温泉豆腐仕立てのお椀
お花いっぱいの美しいお刺身は、
トロ、真あら、縞鰺
2つ目のお茶
有機栽培うれしの きたの茶園のさえみどりとヤブキタを合わせた有機煎茶
水&氷出しで2hoursとのこと
次のお料理も北野氏が仕上げを…
きたの茶園のお茶を使った2種のソースで仕上げ
料理は伊勢海老の黄身焼き松茸添え
上は豆乳を使った茶ソース
下は佐世保レモンと玄米番茶のソース
まったくテイストが違う2種の茶ソースでおもしろい!
鮑とずわい蟹の素麺
佐賀と言えば、メインはこれでしょう!
佐賀牛の網焼き 山葵と茶塩で
抹茶塩はよくあるけど、茶葉がしっかり見える茶塩です
ミディアムウエルダンをお願いしたのですが、
焼き過ぎでなく、絶妙な焼き加減で美味しかった~
お肉に合わせるペアリングは、
茶屋二郎氏の檸檬緑茶
レモンピールとレモングラスとのブレンド
いつもなら間違いなく赤ワインだけど、
爽やかなお茶が肉料理と合っていって美味しさの相乗効果!
お次は甘鯛の南蛮ですが、
茶葉の天ぷらがあしらわれていました
汁物は焼取り鮎の精進仕立て
新米の佐賀米 白石産こしひかりとともに
ここでサプライズが~
お若いイケメンの板さん登場で
目の前で「練り切りを作ります」と!
テンション上がる粋な演出!
茶泊をするにあたり、
茶師さんと連携して考えてくださったとのことでした
ティーペアリングの根底にあるホスピタリティをとても嬉しく思いました
丁寧に説明をしてくださりながら
うさぎちゃんと落ち葉の練り切り
ペアリングのお茶は、
目の前で淹れていただいた井上製茶園の温かい柚子緑茶
厳選された一番茶とご自身で乾燥させた柚子で造られたお茶です。
そして、最初に儀式をした永尾豊裕園の氷出し茶が登場
食事を終える時間を見計らいながら
氷が完全に溶けないよう温度管理されていた氷出し茶
盃の中は、うま味の集合体のようなお茶でした
ティーペアリングのお陰で
このワタシがお酒を一滴も飲まずとも(笑)
大満足な晩餐でした。
最後になーーーんと!
料理長と練り切りの料理人さん、
そして茶師の皆様がご挨拶に総出でいらしてくださいました
(東宝美人をサーヴしてくださった副島氏はこの時間、茶寮BARのためおられませんが)
圧巻!
思わずうちのオットも立ち上がり
「お座りください」と言っていただいたのですが、夫婦で起立(笑)
冒頭に書いたように、
本来は1名のティーバトラーが滞在中にすべてのお茶の世話をしてくださるプログラム
この春、茶泊のプロジェクトを始動させる矢先にコロナ
そのため私たちが茶泊を利用した初めてのゲストだったそう。
思いがけない初ゲストだったお陰で、
5名の茶師がご自身の茶園のお茶を自らティーバトラーを務めてサーヴしてくださった
とてもとても特別感いっぱいのティーペアリング付きのディナーを提供していただきました。
水明荘の料理長とも連携されて、
茶泊を作り上げてくださっていたことに夫婦ともども大感激♡
私たちからも御礼を申し上げました。
感激したその思いのまま、茶寮BARへ!
茶泊体験記つづく…
☆茶泊は和多屋別荘&水明荘または旅館大村屋に宿泊で体験できるようです
詳しくはこちらをご覧ください→Tea tourism
☆薬膳Salonレッスンスケジュール
11/14(土)12時『自家製!焼肉のタレを作ろう』のみ空席がございます
体験レッスン大歓迎です!