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2021年2月21日

養生総論@薬日本堂漢方スクール

今日は薬日本堂漢方スクールで漢方養生指導士養成講座 初級クラス2回目の講義を担当

 

 

 

養生総論のテキストからスタート

「養生思想の成り立ち」のサブキャッチは
“西の医聖ヒポクラテスと東の医聖 扁鵲”

 

 

ともに医学を迷信や呪術から切り離して「臨床」へと発展させた紀元前400年代の医聖

 


ヒポクラテスは西洋医学の父
扁鵲は伝説上の名医ですが…

 

 

巫→ 醫→医
医学をあらわす漢字にもその背景がうかがえます

 

「医」は悪霊を祓う矢を置く場所=匸を表すらしいので。

 

 

私が子供の頃、近所に醫院という漢字が使われていた外科がまだありました。

(何歳やねん!笑)

 

 

子供ながらに何か難しさと少し怖い印象の字

…と思った記憶がずっと残っています

そこで足を5針縫ってもらった思い出とともに。

 

 

「醫」は医の旧字体で、

「酉」は百薬の長であるお酒を入れていたツボのようなものを表しています。

薬用酒を漬けていたツボで、

それを治療に使った人=医者をあらわす字になったようです。

 

 

中医学も古代の自然哲学から派生し

中基礎理論が確立される前にも後にも数千年単位の時間が流れています。

 

 

そして今この日本でも漢方の生理学として「気血水のはたらき」から学んでいきます。

医学の理論として。

難しくても養生にも活用できる理論なので覚えるチャレンジを!

 

【薬膳Salonのレッスンについて】
3~4月のレッスンはすべて満席のためキャンセル待ちで承ります
キャンセル待ちの方へは次回募集時に優先案内をいたします
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2021年2月20日

薬膳イカ団子

薬膳では「血」を補う働きのある海の幸でイカがよく紹介されます。
スルメイカ、ヤリイカはよくスーパーで見かける烏賊
2月だけど、もうホタルイカも並んでいますね。

 

 

薬膳Salonの生徒さん達にはイカを見たら、
「美味しそう!」とともに
「血を補おう!」と思いながらカゴに入れてくださいとお伝えしています。

 

 

 

 

写真は毎年3月に開催していた「血を補う薬膳」のテーブル
手前のサラダ仕立ての中にあるのは薬膳イカ団子

イカの薩摩揚げのような団子で
これ、とても美味しいんです!

 

 

薬膳イカ団子の他にも、
マグロのステーキ、薬膳ローストビーフ、キャベツと人参のリゾットなど
気血の関係性の理論に沿ったレッスンメニューになっています。

 

 

イカなど血を補う食材はもちろんですが、
中医学の気と血の関係性を理解すると、

 

気為血帥=気は血の帥
血為気母=血は気の母

 

血を補う為の食材選び、薬膳レシピも幅が広がります

 

 

そんな理論が詰め込まれた薬膳Salon『血を補う薬膳』
今年は5月に開催する予定です。

 

 

募集は3月下旬に先行予約から開始
体験レッスンご希望の方は薬膳SalonのHPよりメールでご連絡ください。
案内をお送りいたします。

 

 

現在、薬膳Salonのレッスンは
3月すべて満席
4/14『おもてなし薬膳料理とティーペアリング』1席のみ空席あり※満席になりました
どなたでもご参加いただけます

レッスンのお申し込みはこちら⇒☆薬膳Salonレッスンスケジュール